※2020年開催予定の壱岐ウルトラマラソンは、1年間延期となりました。
大会の詳細についてはこちらをクリック(壱岐ウルトラマラソンHP)
完走できたらウルトラマン
皆さんは、「ウルトラマラソン」ってご存知でしょうか?
普通はマラソン大会といったら、フルマラソン(42.195km)、ハーフマラソン(21.0975km)が一般的です。
ウルトラマラソンは、フルマラソンよりも長い距離を走るマラソンのこと。
100km走るとか、もう趣味じゃなくて修行ですよ。
ウルトラマラソンのスタート地点に立てる人は、既にスーパーマンです。(マジで言ってます)
私は、幸運にも(不運にも?笑)勤務地でウルトラマラソンが開催されることを知り、壱岐ウルトラマラソン(100km)に挑戦してしまいました。
これがとんでもない修羅の道だったんですね。
一般人は何km走れるのか?
私の運動経験としては、中学高校はバスケットボール部、大学では合気道部で、中高までよく走ってました。(しかし、体力は一般の人と大して変わりません)
当時、単純なマラソンとして連続で走った最長距離の認識は10km。
100kmって言うととんでもない距離に感じますが、10km×10と考えると何だか出来そうな気がします。
壱岐ウルトラマラソンは、14時間のうちに、100km走る必要があります。
つまり、1kmを8分超くらいのペースで走れば完走できる計算になります。
私は思いました。「休み休み行けば、そこまで難しくなさそうだ。」
結論から言うと、この考え方で上手くいくほどウルトラマラソンは生易しくありませんでした。
初挑戦となった2018年壱岐ウルトラマラソン(1回目)
結果:リタイア(記録83km、足と膝の痛み)
肉体が限界を迎え、つられて心も折れてしまいました。
ウルトラ挑戦(1回目)の反省会
1回目のウルトラマラソン挑戦が不甲斐ない結果となったので、自分の中で反省会です。
もちろん、練習段階で本番を想定した長距離を走っていました。
40km走った日もありました。(その後、同僚と飲みに行き、ぶっ倒れかけました笑)
よくよく考えると、私が完走できなかった理由は2つに絞れます。
- ペース配分が悪かった
- 栄養補給が不十分だった
ペース配分は、ホントに考えておかないとダメでした。
私がやってしまった最大のミスは、
下り坂の激走
これに尽きます。
マラソンの序盤というのは、応援もあり、ついついハイペースになりがちです。
しかも、下り坂は楽なのでスピードを上げてしまいました。
結果、30km過ぎには脚に痛みが出始め、70kmくらいには完全に座り込んでしまうほど悲惨なことに。
ペースは守らないと、後々つけが回ってくるのです。(恐ろしいくらい)
加えて、栄養補給が全く出来てなかったことが追い討ちとなりました。
大会本番では、3km~5kmの間にエイドと呼ばれる補給所が設置されます。
そこで給水やら軽食(バナナ、おにぎり等)が頂けるのですが、私の場合、
疲労で軽食が食べれませんでした。
つまり、給水所の水とスポドリだけで栄養補給を済まそうとしてるわけです。
まあ当然、走り続けていれば燃料は切れます。
最終的に80km近く走りましたが、その先は根性だけではどうにもならない世界。
こうして私のマラソン大会デビューは、ウルトラマラソンの超強烈な洗礼を受けるかたちで幕を閉じました。